[投稿日]:2022年11月7日

[タイトル]:講演会~命をつなぐ授業~

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講演会の様子①

モザンビークの命をつなぐ会の代表である
榎本恵さんを講師に迎え、講演会を行いました。

モザンビーク共和国は最貧国の一つとして挙げられており、
榎本さんはモザンビークのスラム地区に事務局を構え、
教育・公衆衛生・貧困・環境問題に取り組んでいらっしゃいます。

アフリカはメディア支社が少なく、情報量に偏向があるため、
伝えられていない情報が多いという現状があります。
また、テロや紛争にはメディア戦略がとられており、情報を100%鵜呑みにすることはできません。つまり、ネット上の情報だけでなく、自分の興味のあることや興味のないことまで、広く知っていくことが大切であることを教えていただきました。

講演会の様子②

モザンビーク共和国出身ミュージシャンのナジャさんにもお越しいただきました。
民族の誇りや社会問題、スラムの日常をテーマにした音楽を披露していただき、
アフリカ・マコンデ族の音楽と文化に触れさせていただきました。

学生の中には、海外での就業を見据えて日頃からニュースを見ている方がいたり、
海外の情勢を全く知らなかった学生がいたりと様々でしたが、
榎本さんの講演を聞いて、一つの情報を鵜呑みにするのではなく、
自ら情報を調べて知識を得たいと考える学生や、
ナジャさんの音楽を聴いて、たとえ言葉は通じなくても、
様々な感情が伝わり感銘を受けたという学生もいました。

講演と音楽を通じてアフリカの現状を知ることで、
学生も、自分たちの境遇が恵まれていることを再確認できた様子でした。